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桑の根エキスを四ヵ月つけたら頭頂部に黒髪が生え外出時のカツラをやめた

どんな育毛剤でも効果がなくカツラをつけた

三重県四日市市内に住む会社員の小川道夫さん(仮名・五十九歳)が、カツラをつけるようになったのは、今から十二年前のこと。
「四十代になってから、急に抜け毛が目立ちはじめました。特に、額の部分の左右の生えぎわの抜け毛がひどく、それがしだいに額の中央部分にも及んでいきました。
四十代の半ばを迎えたころには、額から頭頂部にかけて、すっかりハゲ上がってしまいました」小川さんの父親も髪の毛が薄かったが、坊主頭にしていたため、薄毛という印象は薄かったという。
父親よりむしろ母親の家系に薄毛やハゲの人が多く、小川さんはそうした遺伝体質を受け継いだようである。

また、小川さんは若いころから脂性で、特に顔はいつもテカテカして、触るとベトベトするほどだった。
そのため、頭皮の毛穴の部分にアカやホコリがたまって髪の毛の成長を妨げ、それがひどい抜け毛の原因にもなっていたようである。

さらに、小川さんは四十二歳のときに転職を経験した。新しい職場で仕事も人間関係も一から始めるため、毎日が緊張の連続でストレスがかなりたまったようだ。その結果、全身の血行だけでなく、頭皮の血行も滞って毛根に栄養が十分に行き渡らなくなったことも、抜け毛をひどくした原因である。

その後も、小川さんの抜け毛はひどくなる一方で、額から頭頂部にかけて、すっかりハゲ上がってしまった。
小川さんが四十七のころである。

その間に、小川さんがさまざまな育毛剤を試したことはいうまでもない。しかし、どれも効果がなかったという。
そのため、小川さんは最後の手段として、カツラをつけることにしたのである。

指につけてすり込んだら四ヵ月で生えてきた

「できれば、カツラはつけたくはありませんでした。それでハゲていた頭に、急に髪の毛が現れるのですから、周囲から奇異の目で見られるのはさけられません。それに、地毛と区別がつかないように見せるため、カツラを頭につけるときは、とても神経を遣います」

小川さんは、自宅にいるとき以外はカツラをつけるようになった。そして、カツラをつけだすと、なんとか育毛剤をつけて抜け毛を止め、ハゲを改善しようといく気力が急速に失われたという。

そんなときに、小川さんの妻の明子さん(五十四歳)が、公立病院の医師(高知赤十字病院の桑名隆一郎博士、,現桑名皮膚科医院長)が桑の根を研究して開発したという新育毛剤の新聞記事を見つけたのである。今から三年前のことである。

小川さんが、さっそく高知赤十字病院に連絡を取り、桑の根エキスの育毛剤を試して見ることにした。
そのとき、小川さんは近くの皮膚科で脱毛の進行度合いを診てもらっている。結果は、脱毛の進行を示す、初期・中期・末期の三段階のうちの中期で、まだ髪の毛が生える可能性は十分にある、と診断されたそうだ。

「桑の根エキスを一日二回、朝の洗顔後と夜の入浴後に、ハゲている部分の地肌に塗りました。そのとき、桑の根エキスを効率よく地肌につけるために、エキスの瓶から直接はつけませんでした。
瓶の口に人さし指を当てて瓶を逆さにし、指についたエキスをハゲた地肌につけました。
そのとき、指にはあまり力を入れないで軽く押しながら、ほんの少し上下にもむようにしたのである。
その後で側頭部・後頭部・額の部分の順に、下から頭頂部へ向けて軽くマッサージをしました。このマッサージは、洗髪中にも行います」すると、四ヵ月ほどで額の部分に、産毛より太くて硬い黒い毛が、まとまって生えてきたのである。
そして、それがしだいに頭頂部にも広がっていったという。

小川さんは、そのころから食生活も好物の肉類を控えて、魚や海藻類を多くとるように変えた。
また、タバコも本数を減らすようにした。その結果、妻の明子さんや二人の娘さんから、
「お父さん、ずいぶん髪の毛が増えたわね。もうハゲなんかじゃないわ」といわれているそうだ。
そして、今では長年つけていたカツラも、ほとんどつけることがなくなったという。